Life2.0
「Web2.0」時代到来の背景には、生活者自身の気づきや態度変容があるはず。 それを「Life2.0」と捉えて、いろいろな事象を考えていくblogです。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Google×YouTubeはコンテンツの無料視聴をビジネスにするアプローチその2...広告代理店はビジネスモデルの転換を迫られている
前回

Web環境では、コンテンツ・コピー・コストがゼロ、リアル店舗のような場所の限界もナシ(サーバ代はムーアの法則でどんどん効率化)、しかもプログラムにより、コンテンツと広告のベストマッチが可能です。

Googleは、その法則をいち早く見つけた企業です。
AdSenseの成功が顕著でしょう。

で、その思想を拡張させたのが、「Google×YouTube」だと思うのです。
生活者に需要のあるYouTubeコンテンツに広告を紐付けることで、(法律的にグレーな)コンテンツの無料利用を、(正しい)ビジネスにしてしまう、という。


というエントリを上げましたが、
今回は、もう少し丁寧にその構造について触れてみたいと思います。

さて、
まずはGoogle AdSenseの構造について。
これは簡単ですよね。

Web製作者(もちろんブロガーとかも含む)が、自分のサイトにあり、自分に権利のあるコンテンツに対して、Google AdSenseをつかって広告を入れます。
そうすると、そのコンテンツを読みつつも、それに関連のある広告情報に興味をもった読者が、その広告をクリックすると、広告出稿主は、Googleにお金を払います。
そのお金を、コンテンツを有するWeb製作者に支払い、残りを自分たちGoogleの利益としているわけです。

で、
この考え方の応用が、Google×YouTubeのビジネスモデルです。

※正確には、ビジネスモデル「になると思います。」です。
 ビジネスモデルに関しての正式な発表はしてないので。
 でも、ほぼ確実でしょう。


YouTubeが、自分のサイトにはあるが、自分に権利のないコンテンツに対して、Google AdSense(と同じようなシステム)をつかって広告を入れた、と想定してみましょう。
そうすると、そのコンテンツを見つつも、それに関連のある広告情報に興味をもった読者が、その広告をクリックすると、広告出稿主は、Googleにお金を払います。
でも、そのお金はYouTube(Google)が独り占めすることはできません。
なぜなら、YouTubeはGoogleのものですが、YouTubeのコンテンツはYouTubeのものではないからです。
それらコンテンツ権利者としては文句の付け所です。

というわけで、Googleは広告主から得たお金からコンテンツ権利者にお金を支払い、残りを自分たちGoogle・YouTubeの利益としているわけです。

ね、同じような構造でしょう。

この構造を発見したGoogleの勝利です。

今まで、コンテンツ権利者としては、自分たちが許可していないところで勝手にコンテンツがアップされるのが気にくわなかった訳です。法律違反ですし。
そこをGoogleは、削除することで対応するのではなく、ビジネスとして、つまり、使用した対価を支払うことで解決(しようと)しているのです。

で、支払う対価は、そのコンテンツの強力な閲覧パワーを広告メディアとして捉えることで、稼ぎ出すわけです。


ホント巧い構造ですよね。

それらの経済循環が円滑に行くように、コンテンツ権利者のうち大口(アメリカのテレビ局やレコード会社)と、次々と契約を結んでいるのです。
※YouTubeが買収される直前。この動きは買収された今もGoogleが続けていくでしょう。


で、冷静に見ると、
テレビ媒体の広告代理店の役割そのものなんですよね、Googleが。
閲覧チャネル(TV/ネット)の違いはあれど。


この構造で損するのは(コンテンツを持つ)テレビ局でもGoogle・YouTubeでも、まして生活者でもなく、広告代理店です。

Googleと日本のテレビ局が契約を結んだとたん、優良コンテンツはYouTubeでも見られるようになり、相対的にテレビ視聴は減り、テレビのみを相手にできる広告代理店は当然ながら減収となり、今までテレビコンテンツを扱えなかったGoogleは増収となる・・・のはもう自明の理です。

※繰り返しになりますが、ポイントとして、この構造でも日本のテレビ局は損しないということが挙げられます。なぜなら、テレビ視聴は減りますが、ネット視聴は増えるので、テレビ局が保有する「テレビコンテンツの総量」に対する視聴量は同じ(かいつでもどこでも見られるので増えさえする可能性がある)からです。
視聴量が同じ(か多い)なら、広告収入も減らないわけです。


さあ、そのとき、広告代理店はどうすれば良いのでしょうか?
これも自明。
ビジネスモデルの転換しかありません。

では、その具体策は?

・・・それを考えるのが、最近の自分の課題かなー、と考えています。
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
筆が乗ってきました。前回のエントリで提示した問題で、冷静に見ると、 テレビ媒体の広告代理店の役割そのものなんですよね、Googleが。 閲覧チャネル(TV/ネット)の違いはあれど。 この構造で損するのは(コン
2006/11/20(月) 03:04:56 | Life2.0
copyright © 2005 Life2.0 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。