Life2.0
「Web2.0」時代到来の背景には、生活者自身の気づきや態度変容があるはず。 それを「Life2.0」と捉えて、いろいろな事象を考えていくblogです。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
共有欲求をつくる...面白くてビジネスになるメディア・コンテンツ生成(玉石混合の自動選別)のコツ
・・・ずぅーっと、心に引っかかっていたエントリがあって、そのことについて、何か書きたいな、書くとスッキリするな、後々役に立つな、と思っていたのですが、ちょっと挑戦。

いや、shimazoffさんのこのエントリなのですよ。

■コンテンツについて

よくわからんけど、ゲームの面白さはルールで決まるでしょ?だから、面白いコンテンツをユーザに作ってもらうには、面白いルールが必要なんだよね。


■メディアについて

mixiも2ちゃんねるも、ニュートラルな場所だから成立するんであって、フジロックが、自分のWEBサイトで、『はい、この場所でみんな語り合ってね』って場所を提供しても、そんなに客はついてこないよ。
(中略)
むしろね、場所とかを限定するのとは逆に、もっと解放すること。ユーザが好きなように楽しんでもらう余地をたくさん作ることが大事なんじゃないかなって、最近は思うね


このエントリを読んだときに、非常に共感するものがありました。
以前、漠然と考えたことがある
「完全な自由は、不自由に近い。」
という命題に似ていたからです。

つまり、上記2つのことは、相反することを主張しているようで、実は本質的に全く同じことを表現しています。
端的にまとめると、以下のようになるかと思います。

■面白いコンテンツのつくりかた
・ユーザに一定のルールを課し、その中で自由に遊んでもらう。

■活用してもらえるメディアのつくりかた
・ユーザに使ってもらえるツールを提供し、それを自由に使ってもらう。

両者とも「完全な自由」ではなく、「制限のある自由」です。

・・・と、ここまではshimazoffさんのエントリを読んだときに、何となくすぐに考えはまとまったのですが、なんか抽象的で一般論に過ぎるし、なんだかなー、と思っていたのです。

そして、今日なんとなくネタ帳(というかメールのネタフォルダ)を眺めていたら、こんなブログエントリのクリッピングを発掘。

2004年1月にオープンしたCGM型旅行情報サイト「4travel」は、着実に収益を上げている口コミメディアだ。月間ユニークユーザーは約200万人で、約2万人が7万以上の旅行記を登録している。


津田全泰社長(30)は「今CGMと呼ばれているものの多くは、MediaになりきれていないCG“C”(Consumer Generated “Contents”)だ」と指摘。ユーザーが作ったコンテンツをメディア化する仕組みを作ることが、収益化のカギだと語る。


コンテンツを数多く集めるために、ユーザーに「発信したい」と思ってもらえる仕組みも必要だ。ただ旅行記を書いてくださいと“丸投げ”するのではなく、投稿フォームを工夫したり、旅行記を書いた地域を塗りつぶせる「渡航地図」を提供するなど、発信の意欲を高める仕組みも用意した。


・・・ああ、これも、
「制限のある自由」
の一例だなぁ、と思ったのですが、ここでふとした疑問が浮かびます。

「なぜ、フジロックについての『情報交換を集約する場』の提供は成立しなくて、旅行についての『情報交換を集約する場』の提供は成立するのか?」






で、いきなり自分の結論ですが、

「旅行というコンテンツは、『個人的な経験』であり『説明しづらい』ので『語るため(他人に共有してもらうため)のツールが必要』」
であるのに対して、
「フジロックというコンテンツは、『共有経験』であり『(参加者には)説明しやすい』ので『語るためのツールは不要』」
(なので、フラットな場であるmixiや2ちゃんねる等で盛り上がる)

・・・つまり、

「そのコンテンツの経験者が極度に少ない場合、その共有を補助するツールの提供により、場(コンテンツ・メディア)が成立する」
(mixiは「人生」という極めて個人的なコンテンツを共有する場ですよね。)

ここで気づきました。
これって、
SocialDataBaseの考え方そのものなのでは?と。

ドリコムの内藤社長が提唱していますよね。

小さい額の出稿広告をスケーラビリティある仕組みを作っていくことが重要になっていくだろうと考えておりました。


一方、電通さんが発表しているインターネット広告市場規模にでてこない、もう一つの広告市場があることに注目をしてました。
それは特定カテゴリーのインターネット広告市場です。
求人、不動産、旅行、車、地域情報、教育などの特定カテゴリーのインターネット広告サービスの多くが上記市場規模に入っていないじゃないかということです。


このような「あるテーマに対する個人経験の共有の場」は成立します。
(んで、テーマをある程度絞ると広告メディアとして有用になりやすい。)

そのときのコツが、
「経験を楽しく書いてもらうためのツールの提供(制限)と場の雰囲気(自由)」
という訳です。


ところが、
その個人経験の対象が極めて限定的(テーマが狭い)なものになると、個人経験を共有する必要がなくなってしまいます。

例えば、商品、とか。
「この商品についての情報交換の場を設けましたー!」
といっても、誰も寄ってこない、ということですよね。

・・・だからこそ、その場合は、
cause marketing
なアプローチが重要になってくるのか。


つまり、ポイントは、
「共有欲求」をつくること。
その前提があれば、
「経験を楽しく書いてもらうためのツールの提供(制限)と場の雰囲気(自由)」
というアプローチで、
「SocialDataBase」(有用な広告媒体にもなる)は機能する。


うーん、当初のもやもやはスッキリしましたが、新たなもやもやが出てきたなぁw

共有欲求があまりないもの(例えばコモディティ)を、どう喚起していくのか?

というテーマに対する、具体的なアプローチ手法。
(cause marketingは漠然とした解の1つではあるのだけれど)
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
リネージュ
クロスランカー エピソード4「歴史と記憶」
2008/01/20 (日) 17:09:06 | URL | ちびっこ探偵団 #HmsGVGSQ[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
今回は間単に。というか、前提となるこのエントリ「共有欲求」が、まだこなれてないので、キチンと書く必要があるのですが、ちょっと議論を進めておこうかと。というのは、この話題です。インターネット広告の
2006/09/20(水) 03:59:03 | Life2.0
copyright © 2005 Life2.0 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。